Monthly Archives: 11月 2018

一般社団法人国際心理支援協会 第1回オープンダイアローグ・基礎トレーニングコース2019-2020

一般社団法人国際心理支援協会

第1回オープンダイアローグ・基礎トレーニングコース2019-2020

 

主催:一般社団法人国際心理支援協会(IPSA)

 

[はじめに]

オープンダイアローグは、家族療法から発展したアプローチのひとつですが、最近書店でもよく見かけるようになってきました。統合失調症をはじめとした様々な問題、精神症状、人間関係の悩みへ有効なアプローチとされています。

その特徴的な方法から、日本では実践が難しいのではないか?という声が多く聞かれますが、日本の文化や制度、臨床に合う形でオープンダイアローグのエッセンスを用いることは可能だと考えられます。当然、フィンランドと日本における精神医療システム、各種法制度、福祉サービス、その他資源の活用の仕方や国民の認知は大きく異なり、「フィンランド人と日本人の国民性は似ている」とされながらも、当然異なる部分も多く存在します。では、日本においてどのような形でオープンダイアローグそのもの、あるいはオープンダイアローグの秘訣を医療や福祉、心理支援の中に取り入れていけるのでしょうか。

これまで、イタリアやイギリス、フィンランドなどでしか英語やフィンランド語での公式トレーニングが行われていませんでした。この度、弊法人の浅井が2016年12月から始まったオープンダイアローグのトレーナーズトレーニングの課程を2018年9月に修了しました。オープンダイアローグの公式トレーナー(アジアでは初)となったため、2019年度よりトレーニングコースなどを実施したいと考えております。

オープンダイアローグのエッセンスを活かし、日本での個人臨床・家族臨床・地域臨床、そして日常の人間関係をよりよくしていきませんか?

 

[受講対象者]

対人援助職としてメンタルヘルスに関わっており、秘密保持義務を守ることのできる方。
オープンダイアローグやダイアローグ実践に共感を示し、ともにオープンダイアローグを実践・広めていく熱意をお持ちの方。
必ずしも医療領域や心理領域、福祉領域である必要はなく、産業、教育領域などでも受講可能ですが、トレーニング期間中に実践を継続できること。
なお、同じ職場で2名以上の複数人参加が望ましい(必須要件ではありません)。

 

[特徴]

・日本人トレーナーのため、通訳などの時間が節約され、有意義に時間が利用できます(外国人講師招聘の回を除く)。

・イタリア・トリエステからの外国人講師招聘の回あり(10月の金土日3日間を予定)。

・関西初のオープンダイアローグ・実践家トレーニング。

・アジア初のオープンダイアローグ・トレーナーの初講習。

・家族療法や身体性についても基礎をしっかり学べる。

・金曜日の夕方と土曜日、日曜日だけで修了可能。

・一般社団法人国際心理支援協会認定の修了証を発行。

*現在、オープンダイアローグの国際ネットワークにて、国際認定資格を作るかどうかについて検討がなされています。もし国際認定資格が発行されることになった場合は、本コースの修了者にも基礎トレーニングコース(foundation training course)と同等にみなされるようにしたいと考えております。

 

[トレーニング日程]

(原則、金曜日18時半〜21時、土曜日10時〜18時、日曜日10時〜18時)

*原則的に日程の変更は行わない予定ですが、万が一変更が生じる場合には、応募者全員にメールにて通知いたします。

■第1ブロック(7月)■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

2019年7月19日、20日、21日、7月26日、27日、28日

 

■第2ブロック(9月)■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

2019年9月6日、7日、8日、9月27日、28日、29日

 

■第3ブロック(10~11月)■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

2019年10月25日、26日、27日、11月15日、16日、17日

 

■第4ブロック(1~2月)■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

2020年1月31日、2月1日、2日、2月7日、8日、9日

 

[トレーニング内容(予定)]

 *トレーニング内容については、講師の予定などによって多少変更の可能性がありますのでご承知おきください。

■第1ブロック(7月)■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

7月19日 金 オープンダイアローグ・トレーニングへの招待

7月20日 土 家族療法概論(前半)

7月21日 日 リフレクティング、ダイアローグ・ロールプレイ

7月26日 金 オープンダイアローグ概論

7月27日 土 家族療法概論(後半)

7月28日 日 ダイアローグと身体性


■第2ブロック(9月)■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

9月6日   金 身体性とマインドフルネス

9月7日   土 FoOワーク(原家族ワーク)

9月8日   日 ダイアローグ・ロールプレイ

9月27日 金 身体性とマインドフルネス

9月28日 土 身体性とポリヴェーガル理論

9月29日 日 アンティシペーション・ダイアローグ


■第3ブロック(10~11月)■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

10月25日 金 特別講義(トリエステから講師招聘[25日〜27日の3日間])

10月26日 土 特別講義とダイアローグ・ロールプレイ

10月27日 日 特別講義

11月15日 金 振り返り

11月16日 土 FoOワーク(原家族ワーク)

11月17日 日 SVとダイアローグ・ロールプレイ


■第4ブロック(1~2月)■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

1月31日 金 ダイアローグ・ロールプレイ

2月1日   土 FoOワーク(原家族ワーク)

2月2日   日 SVとダイアローグ・ロールプレイ

2月7日   金 ダイアローグ・ロールプレイ

2月8日   土 SVとダイアローグ・ロールプレイ

2月9日   日 振り返りと今後の継続的な学びに向けて

 

[募集定員]

30

 
[講師]

浅井伸彦(一般社団法人国際心理支援協会 代表理事,株式会社Cutting edge 代表取締役)

認定オープンダイアローグ・トレーナー、臨床心理士、家族療法セラピスト、トラウマセラピスト、保育士。
主な著書に「臨床心理士等心理系大学院院試&資格試験のための心理学標準テキスト(編著,秀和システム)」や「逆転の家族面接(分担執筆, 日本評論社)」等。

など、日本人講師4〜5名で構成予定。

 

[特別講師]

Pina Ridente(イタリア・トリエステ・元ドーミオ地区精神保健センター長(精神科医))

ほかにも外国人特別講師の参加可能性あり。


[場所]

一般社団法人国際心理支援協会(大阪府大阪市北区西天満6-2-14-602)ほか。

原則は大阪市内で開催予定。上記の会場はJR大阪駅より徒歩15分、大阪メトロ南森町駅より徒歩7分。


[受講時間]

132時間(+8時間程度の追加講座を行うことがあります[未定/任意])


[受講料/振込先]

28万円(税抜、2019年7月〜2020年2月、計132時間)(+8時間程度の追加講座を行うことがあります[未定/任意])

受講料の振込先は、受講が決定した方にお知らせいたします。

 

[受講料の支払いについて]

分割払い可能(お支払いは一括、2回、4回、8回からお選びいただけます)

■一括払い:お申し込み時にお支払い

■2回払い:お申し込み時(1回目)、10月24日まで(2回目)

■4回払い:お申し込み時(1回目)、9月5日まで(2回目)、10月24日まで(3回目)、2020年1月30日まで(4回目)

■8回払い:お申し込み時(1回目)、7月25日まで(2回目)、9月5日まで(3回目)、9月26日(4回目)、10月24日まで(5回目)、11月14日(6回目)、2020年1月30日まで(7回目)、2月6日まで(8回目)

 

[使用テキストと参考文献について]

・後日参加者に提示。資料配布あり

使用テキスト・参考文献代:3,000円前後のテキスト(全国出版の書籍)を5〜6冊程度の予定

(購入は強制ではありませんが、読まれることをお薦めします。お持ちの書籍については再度購入する必要はありません)

資料代:受講料に含まれます。

 

[受講申込期限と受講者の選考方法]

定員に達し次第終了。毎月の月末に選考を行い、翌月5日までに選考結果を通知します(ただし11月末に選考は行わず、初回の選考は12月末にまとめて行うため、2019110日頃までに通知の予定)。
選考方法は、お申込みフォームの最終設問の内容や、同時に申し込みされた同僚の有無など、オープンダイアローグあるいはダイアローグ実践の実践可能性などを踏まえ、総合的に判断いたします。場合によっては追加で資料をお願いする場合がありますのでご了承ください。
なお、定員以降はキャンセル待ちとさせていただきます。


[受講申込み方法]

以下のフォームよりエントリーしてください。

https://ws.formzu.net/fgen/S521801/

・受講者が決定し次第、定められた期限までに、初回のお振込をお済ませください。初回のお振込をいただいた時点で参加確定といたします。

■一括払いの場合、1回あたり302,400円(税抜280,000円)

■2回払いの場合1回あたり151,200円(税抜140,000円)

■4回払いの場合1回あたり75,600円(税抜70,000円)

■8回払いの場合1回あたり37,800円(税抜35,000円)

*ただし、2019年10月1日以降にお支払い分割分につきましては、消費税が10%となる予定ですので、10月1日以降のお支払額が消費税2%分増加いたしますのでご了承ください。


[キャンセルポリシー]

2019年2月末日までにキャンセルのご連絡をいただいた場合、銀行振込手数料を除いた全額をご返金いたします。2019年3月1日〜3月末までにキャンセルのご連絡をいただいた場合、銀行振込手数料と事務手数料3万円(税抜)を除いた全額をご返金いたします。

2019年4月1日〜5月末までにキャンセルのご連絡をいただいた場合、銀行振込手数料と半額にあたる151,200円(税抜140,000円)を除いた金額をご返金いたします。2019年6月1日以降のキャンセルにつきましてはご返金いたしかねますのでどうぞご了承のほどよろしくお願い申し上げます。

なお、上記の期日にお支払いがお済みでない方に関しては、キャンセル料金として後日追加で不足分のお支払いをお願いすることもございますので、どうぞご理解のほどよろしくお願い申し上げます。

 

[修了要件]

原則100%の出席。やむを得ず出席ができないことがあった場合は応相談。


[主催者]

一般社団法人国際心理支援協会

[お問い合わせ]

TEL: 06-6926-4544 (MEDI心理カウンセリング大阪)

E-mail: info@medi-counseling.com

第1回オープンダイアローグ・基礎トレーニングコース2019-2020参加者募集

【第1回オープンダイアローグ・基礎トレーニングコース2019-2020参加者募集】

お待たせいたしました。オープンダイアローグの第1回公式トレーニングコースの募集要項が完成いたしました。
本トレーニングコース(第1回目)は、2019年〜2020年にかけて大阪で行うこととなりました。本トレーニングコースは以下のような特長があります。

・家族療法の理論的基礎からの流れをしっかり学べる
・日本でのこれまでのオープンダイアローグの紹介の中で見逃されがちだった「内的対話」「身体性」も含めバランスよく学べる
・たっぷりのロールプレイや原家族ワークで実践的に学べる
・複数の日本人専門家(未来語りのダイアローグ、リフレクティング・プロセス、マインドフルネス等)が講師を担当
・10月頃、イタリアのトリエステからオープンダイアローグのトレーナーを招聘(その他の外国人講師も参加可能性あり[未定])

・日本人が講師のため通訳が不要な分、しっかり学ぶ時間を確保可能
・1年間トレーニングで比較的安価。分割払い8回まで可能
・関西をはじめ西日本からのアクセス至便

ひとまずの募集締切は12月末です。12月末までの応募者について、1月10日頃に選考結果を通知。その後、1ヶ月に一度の選考を行います。定員が達し次第終了し、その後はキャンセル待ちとなる予定です。詳しくは資料をご覧ください。

詳しくは以下の資料をご覧ください。

その他、お問い合わせはこちら。info@medi-counseling.com

(研修会)フィンランドと日本でのオープンダイアローグの違い ~日本でのオープンダイアローグ可能性を拡げるために~

フィンランドと日本でのオープンダイアローグの違い
~日本でのオープンダイアローグ可能性を拡げるために~

[場所・日時詳細]
[東京会場]

日時:12月16日(日)13時開場、13時半~16時半
場所:フォーラムエイト(東京都渋谷区道玄坂2-10−7)
定員:180名(着席可能人数)
料金:1,000円
演者:浅井伸彦(一般社団法人国際心理支援協会, 株式会社Cutting edge)

[大阪会場]
日時:12月2日(日) 13時開場、13時半~16時半
場所:国際心理支援協会内(大阪府大阪市北区西天満6-2-14-602)
定員:60名(定員超過の場合、場所変更の可能性あり)
料金:1,000円
演者:浅井伸彦(一般社団法人国際心理支援協会, 株式会社Cutting edge)

お申込み方法:
東京
https://ws.formzu.net/fgen/S48835210/
大阪
https://ws.formzu.net/fgen/S87263724/

オープンダイアローグは、家族療法から発展したアプローチのひとつですが、最近書店でもよく見かけるようになってきました。統合失調症をはじめとした様々な問題、精神症状、人間関係の悩みへ有効なアプローチとされています。

その特徴的な方法から、日本では実践が難しいのではないか?という声が多く聞かれますが、日本の文化や制度、臨床に合う形でオープンダイアローグのエッセンスを用いることは可能だと考えられます。

これまで、イタリアやイギリス、フィンランドなどでしか英語やフィンランド語での公式トレーニングが行われていませんでした。この度、弊法人の浅井がオープンダイアローグの公式トレーナー(アジアでは初)となったため、2019年度以降にトレーニングコースなどを実施していくことを見越して、まずは以下のような1000円の入門セミナーを設置いたしました。

本セミナーにご参加いただいた方には、トレーニングコースを希望される際に優先的に配慮させていただく予定です。

オープンダイアローグのエッセンスを活かし、日本での個人臨床・家族臨床・地域臨床、そして日常の人間関係をよりよくしていきませんか?

[概要]
フィンランドの西ラップランド地方で、急性期の統合失調症のケアを中心として行われ続けているオープンダイアローグ。オープンダイアローグを教えるトレーナーを養成するためのトレーニング(フィンランド)においても、日本だけでなく、それぞれの国の事情や文化に応じた形で取り入れていくことが大切とされています。

当然、フィンランドと日本における精神医療システム、各種法制度、福祉サービス、その他資源の活用の仕方や国民の認知は大きく異なり、「フィンランド人と日本人の国民性は似ている」とされながらも、当然異なる部分も多く存在します。では、日本においてどのような形でオープンダイアローグそのもの、あるいはオープンダイアローグの秘訣を医療や福祉、心理支援の中に取り入れていけるのでしょうか。

演者である浅井は、2016年12月から始まったオープンダイアローグのトレーナーズトレーニングの課程を2018年9月に修了しました。その課程で行ったオープンダイアローグにフィンランド-日本の国別比較調査を用いて、ダイアローグに対する捉え方の違いをお伝えし、来年度以降での認定オープンダイアローグトレーニングについてご紹介をしていきたいと考えています。

「マインドフルネス認知療法ワークブック: うつと感情的苦痛から自由になる8週間プログラム」出版記念講演&パーティーのお知らせ

 

演者:小山秀之

日時:1月20日(日)14時半開場、15時~17時半
           講演後パーティー 18時~20時半

場所:国際心理支援協会(大阪市北区西天満6-2-14-602)
料金:1000円(講演会のみ)、2000円(講演会とパーティー参加)

お申込み方法:
https://ws.formzu.net/fgen/S39093676/

マインドフルネスという言葉は、今では心理臨床界隈だけではなく、ビジネス界隈や医療領域、福祉領域、教育領域など様々な場面で聞くようになりました。

ですが、マインドフルネスといっても、なかなか掴みどころのないものですので、「いまいちマインドフルネスって何かわからない」「マインドフルネスはわかってきたけど、臨床にうまく活かせない」「せっかくだから自分自身やクライエントの予防にも使いたいけど、具体的にどうすればいいかわからない」といった方が多いように思われます。最近は色々な方がワークショップを行っているため、質もバラバラになってしまい、マインドフルネスに対する誤解も生まれてきています。

本セミナーではそのような誤解を払拭し、実際に「使える」マインドフルネスを知っていただく機会をご提供できたらと考えております。

今回は特別に1000円(パーティー参加の場合は別途1000円必要)でご参加いただけるようにいたしましたので、この機会をお見逃しなく!

2019年度以降では、マインドフルネスの集中トレーニングコースを設置することを検討しています。本セミナーにご参加いただいた方には、トレーニングコースをご希望される際に優先的に配慮させていただく予定です。

マインドフルネスを学んで、日々の臨床をよりよいものとし、抑うつや不安の改善だけでなく予防にも取り組めるような臨床家へ、また日々の臨床家自身の抑うつや不安からも離れてみませんか?

特長
・マインドフルネスって何?マインドフルネスへの理解が深まる!
・マインドフルネスを臨床にうまく活かすコツが学べる!
・治療だけでなく予防もできるセラピストの心得を知れる!

ご参加いただいた方には、弊法人で2019年度に開催するマインドフルネストレーニングの10%割引チケットをご進呈いたします。

[概要]
近年、「マインドフルネス」という言葉は、臨床領域だけでなく様々な領域で使用されています。臨床領域のマインドフルネスアプローチとして有名なものに、疼痛性障害等に有効とされているジョンカバットジンの「マインドフルネストレス低減法」と、再発をくり返すうつ病患者のために開発されたティーズデイルらの「マインドフルネス認知療法」があります。
私は認知行動療法を軸とした心理臨床家ですが、その後、うつ病や不安症を抱えた休職者や離職者を対象としたマインドフルネスプログラムをいくつかの公的機関や企業等でさせていただく機会が得られました。マインドフルネスは、単なる知識の習得によって理解できるものではなく、体験を通じてそこからの気づきを通じて理解することが大切です。私の場合は、前田泰宏教授(奈良大学)と関西マインドフルネスアプローチ研究会をともに立ち上げ、エクササイズの体験を参加者達とシェアする機会が得られました。このような場はとても貴重でした。
さて、この度ご縁があって、2018年9月にティーズデイルらの「マインドフルネス認知療法ワークブック: うつと感情的苦痛から自由になる8週間プログラム」を、北大路書房から監訳者の1人として出版することができました。
この本の最大の特長は、自宅でもプログラムに参加しているような臨場感を得られることです。2017年にはオックスフォードマインドフルネスセンターの教師養成トレーニング(module 1)を修了しました。出版したワークブックはこのトレーニングの教科書でもあります。
今回は出版記念と題して、まだまだ学びの過程にある私ですが、皆様とともにマインドフルな体験をシェアできれば幸いです。

親との絆感じられない「愛着障害」問題行動や学習意欲低下も

 

保護者らへの愛着が感じられない「愛着障害」。発達障害と混同されやすく、支援の遅れが課題となっている子どもの愛着障害について、和歌山大教育学部の米澤好史教授が兵庫県加古川市の兵庫大で講演した。要旨は次の通り。(鈴木久仁子)

愛着とは特定の人との間で結ぶ、情緒的な心の絆のこと。特定の人とは、恐怖や不安から守ってくれてほっとできる人や、離れていても帰って来たら話を聞いて認めてくれる人。そうした人たちとの絆をきちんと結べていないのが、愛着障害だ。愛情が欲しいときに得られず、欲しくないときに無理強いされると、後天的に心理的な問題として引き起こされる。先天的脳機能障害の発達障害とは全く違う。

原因は愛情の行き違い。両者の関係性の問題だ。施設での養育、産んだ母親の育て方、ひとり親家庭、母親の就労などが原因ではないか-と誤解されることも多いが、いずれも間違い。誰にでも起こり得る。

家族でも家族以外でも、誰かが母親機能を果たせばいい。母親機能とは、子どもを恐怖や不安から守ってくれて安心でき、落ち着いて癒やされる場所になってくれることだ。産んだ母親と母親機能とは別。保育士でも施設の職員でも親戚でも、子どもと深い関わりのある人なら誰でも担える。

愛着関係が築けないと、子どもの場合は落ち着きがなく、危険な行動が目立ったり、うそをついたり、自作自演の事件を起こしたりするなど、さまざまな問題行動が認められる。将来的には学習意欲の低下、人間関係のトラブルにつながるケースもある。

支援の方法はまず、問題行動の原因として愛着に問題はないかと疑い、見極める。時には発達障害と併せ持つこともある。大勢ではなく、誰か決まった人が本人と一対一で対応する。保育所や学校と保護者との連携も大切だ。愛着の修復はいつでもやり直しがきく。
https://www.kobe-np.co.jp/news/kyouiku/201810/0011730496.shtmlより転載