Monthly Archives: 3月 2016

全小中校に心のケア専門家=犯罪被害対策、政府3次計画案

政府は30日、犯罪被害者等施策推進会議(会長・菅義偉官房長官)を開き、2020年度までの5カ年の「第3次犯罪被害者等基本計画案」を決定した。

潜在化しやすい虐待など子どもの被害への対応策として、4年後までに全ての公立小中学校に心のケアを専門とするスクールカウンセラーを配置する。来月1日に閣議決定する。

計画案では「自ら訴えることが困難で、支援が十分行き届いていない被害者の声なき声に耳を傾けなければならない」と強調。子どもの被害や性犯罪被害への相談・支援体制強化などを基本方針に追加し、261の施策を掲げた。

学校での相談態勢を充実させるため、カウンセラーに加え、全ての公立中学校区にソーシャルワーカーを置く。児童相談所が夜間や休日でも緊急相談に応じられるようにし、児相や警察、検察の代表者が被害児童から積極的に事情を聴く態勢をつくる。NPOなどによる性犯罪被害者自立支援のモデル事業も新たに行う。
YAHOO!ニュースより転載

あなたの希望を湧き上がらせるコツ

「希望の泉は枯れず」という。本当にそうだろうか。

研究によると、希望はわれわれの肉体的・精神的な健康に不可欠だ。希望を多く抱いている人ほど健康的な習慣を身につけている。よく寝てよく運動し、健康的な食事を取り、安全な性生活を送っている。風邪もひきにくく、高血圧や糖尿病にもかかりにくく、がんを克服する確率が高く、うつにもなりにくい。

多くの希望を抱いている学生ほど成績が良い。大学を卒業できるかどうかは、SATやACTなどの大学進学標準テストの得点より、希望が大きく影響することも研究で明らかになっている。夢と希望を共有しているカップルほど満足度が高く、関係が長続きしやすい。

心理学者によると、希望に不可欠なのが自己主体性だ。希望に満ちた人は単に目標や願いを抱くだけでなく、それをかなえるための戦略やプランを実行する動機も持っている。希望とは、未来の方が現在よりも素晴らしく、それを実現できる力が自分にはあるという信念だ。自分が何をしようとも物事はうまくいくと信じる楽観主義とは異なる。

人が希望を失うのは、障害にばかりに目が向いているためだ。しかし心理学では、指導すれば希望を持ったり取り戻したりできることが分かっている。

学術誌ジャーナル・オブ・ハピネス・スタディに2011年8月に掲載された論文によると、研究者はカリフォルニア州のサンタクララ大学の学生96人を対象に希望度調査を行った。まず彼らに「窮地を脱するための方法をたくさん思いつくことができる」「問題を回避する方法はたくさんある」といった質問にどの程度同意できるかを答えさせた。

次に、ワクワクする目標を1つ立てさせ、それを達成するための複数の方法、達成を妨げる障害、障害を回避する方法を考えさせた。この演習の直後と1カ月後に各学生の希望度を測定したところ、希望度が著しく上昇し、それが持続していたことが分かった。

これは自宅でもできる。重要なのはワクワクすることに集中することだ。「そうすることで希望を持つことがどういう感じかを思い出せる」と、心理学者で世論調査会社ギャラップの上級科学者でもあるシェーン・ロペス氏は話す。同氏は何か得意なことをすることも勧めている。そうすることで自信と気分を高めることができる。知り合いの中で最も希望に満ちた人たちと時間を過ごすことも重要だという。「希望は感染しやすい」とロペス氏。

ニューハンプシャー州のキーン州立大学で心理学を教えるアンソニー・シオリ教授によると、希望は4つの要素で構成される。1つ目は愛情で、継続的な信頼感や他者とのきずなを意味する。2つ目は統御感で、自分は強くて能力があり、自分の強さを立証してくれる人がいるという感覚。3つ目は生命力で、これは悪い状況には陥っておらず、突破口はあるという信念と、否定的なことに対処しているときでさえも前向きな思考と感覚を持ち続けられる能力を指す。4つ目は精神性で、自分よりも大きい何かの存在を信じることを意味する。

シオリ教授によると、これら4つの特性を全て備えた人は多くの希望に満ちあふれているため、回復力も高いという。

歴代の米大統領たちは、希望を喚起するためのスピーチで、これら全ての特性をさまざまな度合いで引き出している。シオリ氏の研究チームは、ドワイト・アイゼンハワー以降の選挙で選出された大統領10人(ジェラルド・フォード大統領は選挙で選出されていないため除外)について、第1期の就任演説を分析し、愛情、統御感、生命力、精神性に関する内容に基づいて得点化した。まず研究者にさまざまな質問に答えさせ、彼らの政治的傾向を評価した。次に政治的にリベラルな研究者1人と保守の研究者1人がそれぞれ各大統領のスピーチに点数を付け、希望度を評価した。

その結果、第1期の就任演説が全体的に最も希望にあふれていたのはバラク・オバマ大統領だったことが分かった。2番目はリチャード・ニクソン大統領。ニクソン氏は愛情の得点が最も高く、オバマ氏は統御感の得点が最も高かった。共産主義との闘いや国家の自由の確保について話したジョン・F・ケネディ大統領は生命力の得点が最も高かったが、それ以外は全て得点が低かった。ジョージ・W・ブッシュ大統領は精神性の得点が最も高かった。

大統領をはじめとする偉大な指導者の演説を研究している歴史家によると、最も希望に満ちたスピーチは必ずしも主体性という言葉を使っているわけではないが、プランやその達成能力に関する主体感を植え付けているという。米国史上最も希望を喚起する演説の1つとされるマーティン・ルーサー・キング牧師の「私には夢がある」のスピーチを例に取ろう。キング牧師は夢を提示するだけでなく、「われわれは一人で歩くことはできない」「われわれは後戻りできない」「絶望の谷間でもがくのはやめよう」とその方法も示している。

「希望は実現不可能な夢ではない」。大統領の演説について研究するイリノイ大学アーバナ・シャンペーン校コミュニケーション学部のジョン・マーフィー准教授はこう話す。「自ら立ち上がり、そのための努力をする必要がある」

科学者によると、人は希望を感じると脳内の「吻側前帯状皮質」という領域が活性化されるという。この領域は、感情をつかさどる大脳辺縁系と思考や行動を制御する前頭前皮質が交差する場所にある。このことは重要だ。なぜなら、これはわれわれが希望(または絶望)の感情にある程度影響を与えられることを意味するからだ。神経科学者でカリフォルニア大学ロサンゼルス校精神医学部の非常勤助教を務めるアレックス・コーブ氏は「絶望感を持つことについてはコントロールできないが、それに対する反応はコントロールできる」と指摘する。

気持ちが落ち着くBGMをかけながら自らを奮い立たせる引用句を録音することで、希望の瞑想(めいそう)をすることができる(筆者お気に入りの引用句の1つは「希望は決して黙らない」という性的少数者の権利活動家ハーベイ・ミルクの言葉だ)。瞑想では映像を思い浮かべることも必要だ。希望を橋や光など自らを元気づけるものとしてイメージしてみよう。「抽象的なイメージは感情や関係、心象をつかさどる右脳に入り込む」とキーン州立大のシオリ教授は話す。

言語や論理をつかさどる左脳に働きかけるには、文章にしてみることをシオリ氏は勧めている。自分の人生において、希望を構成する愛情、統御感、生命力、精神性の4要素の助けとなる人や物を書き出してみよう。

追求しているゴールが全く達成できそうにないと分かった場合は、そのゴールをあきらめ、複数の新しいゴールを設定することをお勧めする。ワイドナー大学臨床心理大学院のハル・ショーリー准教授は「希望に満ちた人は複数の分野でゴールを設けている。そうすれば、1つの分野でゴールを達成できなくても、船全体が沈むことはない」と話す。

希望に名前を与えることもお勧めだ。筆者の母が生まれたとき、祖母は彼女に「ホープ(希望)」というミドルネームを付けた。米陸軍大尉だった祖父は当時、第2次世界大戦で海外に駐在しており、どうしても希望が必要だった。
YAHOO!ニュースより転載

人はなぜ「不健康な食生活」をしてしまうのか?

健康的な食生活を守るのは難しいものです。いつ、何を食べるかを決めることから、実際にどのくらいの量の食べ物をお皿に載せるかまで、普通の人は毎日食べ物に関して200回以上の決断を下していて、そのほとんどが無意識のうちに行われています。そして、どんな種類の食べ物をどれだけ摂取するかを注意深く考えずに飲食するときには、一部の専門家が「mindless eating(マインドレスな食事)」と呼ぶ無意識の選択が行われています。私たちは容器一杯のポテトチップスを、目の前にあるという理由だけで、お腹いっぱいになっても食べ続けてしまうのです。

自制心のもっとも強い人でさえ、自分が食べる物を完全にコントロールできるわけではありません。さまざまな研究によると、何をいつ、どれだけ食べるかなどの決断は、人の意識や直接的なコントロール以外の微妙な力によって左右されることが多いのです。そうした外部要因のせいで、私たちは生物学的、心理学的、社会的、経済的弱点を突かれて過食してしまうことがあるわけです。そう考えると、なぜ世界中で20億もの人々が体重超過、つまり肥満になっているのか、そして、これまで肥満の蔓延を食い止めることができた国がなぜなかったのかを説明できるのです。

希望はあります。研究の結果、過食を促す主な要因が、生物学的、心理学的、社会的、経済的影響を含めて解明されています。こうした要因についてより多くのことが分かってきた今では、過食を食い止めやすくなっているのです。

生物学的要因が食欲に与える影響

なぜ人間はサラダよりチョコレートを欲しがるのでしょうか? 「甘い物好き」などの味の好みは、生物としての人間が本質的に備えているものですが、人生の過程で変化することもあります。たとえば、子どもは大人よりも甘い物が大好きです。

現代の食環境は、砂糖や脂肪、塩、化学調味料、食品添加物、カフェインなどをたくさん含む加工食品を大量に生み出しました。これらの成分は、摂取したときの生物学的な快楽を最大化して、人間が本来持っている味の好みを満たすように作られています。

たとえば、チョコレートミルクシェイクのように、ある種のとてもおいしい食品は、中毒性のある物質に対する反応に似た脳の反応を引き起こす可能性があることが研究によって分かっています。こうした事実は、「シュガーハイ(砂糖を摂取することで、特に子どもが陥るとされる興奮状態のこと。砂糖にこうした効果があるかについては賛否両論)」という言葉に新しい意味を与えるものです。

さらに、加工食品には、満腹感を与える水分や食物繊維やタンパク質などの成分が含まれていないことが多いので、私たちの体が摂取量を調節し、体重を維持することがいっそう難しくなります。
YAHOO!ニュースより転載

「怖い!」に負けずに社会とのつながりを取り戻す

復職支援のカウンセリングをしていると、こうした個人の集中力や記憶力を取り戻すトレーニングは成功率が高いことがわかります。比較的抵抗なく取り組んでいただけますし、毎日続く方も多くいらっしゃいます。

しかし、難題は「人間関係」です。

復職すれば、休職の原因となった「上司」「取引先」「同僚」などの人間関係の中に再び戻らなければなりません。多くの方が、そこに恐ろしさを感じています。

トレーニングによっていくら記憶力や集中力などの能力を取り戻しても、休職に至った最大の原因が未解決のままでは、不安や緊張からそれらの能力が発揮できない可能性が高いのです。

そこで、復職に向けて、恐れている人間関係へのリハビリを少しずつ行う必要があります。

 

休職中の方がよく頭を悩ませていることのひとつに「職場とどのように連絡をとったらよいか」という問題があります。

休んでいる間であっても、給与や保険のこと、休職する前に担当していた仕事のこと、または現在の様子をうかがうためといった目的で、職場から連絡をもらったり、質問されたりすることはあるものです。

ところが、こうした職場からの連絡に対して、「怖い!」と思うあまり、

 

・電話に出ない

・メールをしばらくチェックしない

 

という対応をしてしまう方もいらっしゃいます。

「こわいな、やだな、面倒だな」と思うことであっても、避けずに勇気を出して向き合うと、「あ、なんだ、恐れるほどのことではないじゃないか」と、意外と克服できるものです。

逆に、向き合わずに避けてばかりいると、その恐怖感や嫌悪感は実際よりも大きくなると言われています。そしてやがては

 

・電話の着信音を聞いただけで震えて緊張してしまう

・メールの差出人の名前を見ただけで、メール画面を閉じて、延々とネットサーフィンやゲームに没頭する

 

など、問題が深刻化します。

職場側としても、

 

・事務連絡が取れない

・現在の本人の状況がわからない

・復職までのスケジュールが立てられない

・担当していた仕事をどのような分担にしたらよいのか、他の職員への説明が進められない

 

など、困ったことずくめです。その結果、本人の評価はどんどん下がってしまいます。

このような事態を避けるため、次に4つのステップで職場とのつながりを復活させることをお勧めしています。

 

●ステップ1 : 職場と連絡をとることを避け続けていると、どんなデメリットがあるのかを徹底的に挙げてみる。

(例)ミカさんの場合は、職場から何度も電話がかかってきているのに、ずっと電話をとりませんでした。その結果は、余計に周りに迷惑をかけていること、戻った時に気まずいこと、実際現在の職場の状況もわからないこと、職場以外の電話の着信音にまでビクッとなってしまっていることなどデメリットがたくさんでした。改めて書き出してみると、余計にはっきりと自覚できました。

 

●ステップ2 : 連絡をとることを決断する。

(例)ミカさんの場合、書き出したたくさんのデメリットを眺め、改めて「電話に出ないとやばいな」と感じました。「仕方ない。ここはえいや! と電話に出るしかない」

 

●ステップ3 : 自分にとってハードルの低い連絡手段から、最も難しいものまでを並べる。電話かメールか文書か、上司か事務連絡の担当者か同僚か、相手から連絡がくるのか、こちらからするのか、などなど。

(例)ミカさんの場合は、次のような順でした。

●ステップ4 : ハードルの低い連絡手段からチャレンジする。難易度の低い物から、段階を追ってチャレンジしていくことで、少しずつステップを積み重ねることができる。

(例)ミカさんの場合、ひとまず「事務担当者からのメール」に返信をちゃんとするようにしました。その際、これまで連絡してもらったにもかかわらず応じてこなかったことを謝罪しました。それから「事務担当者からの電話」にはきちんと出て、対応することにしました。次に、ミカさんが休職前に担当していた仕事を肩代わりしてくれている同僚に対しては、まずは「メール」続いて「電話」できちんと対応することにしました。これでなんとか職場と連絡をとることに自信をつけたミカさんは、その日のうちに「上司にメール」し、最終的には「電話をこちらからかける」ことに成功したのです。

 

ミカさんは、職場との窓口となる人が、事務担当者、同僚、上司の3人もいました。人数が多すぎて負担になるという場合には、窓口としてどなたか1人だけと連絡をとることにしてもらうというのも有効です。

この「不安や恐怖感の比較的少ないものから段階的にチャレンジしていく表」は、「不安階層表」と呼ばれていて、強迫性障害や○○恐怖症とよばれる不安障害の治療で広く用いられています。

こうして職場とのつながりを少しだけ取り戻してきたミカさん。職場復帰の準備が少しずつ整ってきました。このお話は次回も続きます。

朝日新聞DIGITALより転載

しつけと「虐待」の線引きはどこ?

帰ったら(虐待を)やろうね」と日頃からLINEでやり取りし、3歳の娘を虐待死に追いやった母親とその恋人。園児に無理やり大量のワサビを塗りつけた唐揚げを食べさせた保育士。生後2カ月の息子の泣き声にイラついて暴行死させた22歳の父親…。

耳をふさぎたくなるような虐待事件の報道が、年明けから相次いでいる。なぜ加害者である大人たちは、か弱い幼子にそんな残忍な行為ができるのか? 彼らはある日突然、虐待を始めてしまうのだろうか?

社会福祉士、精神保健福祉士、学校心理士などの資格を持ち、児童虐待の現場に詳しい亀田秀子さんに話を聞いた。

●虐待が起こる理由
「虐待はある日突然始まるものではありません。根底にあるのは保護者の育児不安・ストレス。それが解消されない状態が続いていくなかで、『泣き止まない』『反抗した』などの些細な出来事が引き金となり、怒りが生じて、暴言・暴力が引き起こされてしまうのです」(亀田さん 以下同)

だが育児にまつわる不安やストレスは、多かれ少なかれたいていの親は抱いているはず。そもそもどこまでが「しつけ」でどこからか「虐待」になるのだろう?

「その線引きは大変難しいものがありますが、あえて定義するなら子どもの立場に立って考えたときに、『子どもが心理的に苦痛を感じている、体に傷がついている』などは虐待といえるでしょう。また、子どもの心身の発達を阻害する行為も虐待にあたります」

言い方を変えると、「子どもが今まさに自力でできることを課題にする」ことが「しつけ」であり、「到底、頑張ってもできない理不尽な課題を与える」ことが「虐待」なのだという。

●子どもを不潔にしておくことも虐待?
一方で、目に見える暴力ばかりが「虐待」ではないという。

「虐待には大きく4つの種類があります。殴る蹴るなどの『身体的虐待』、わいせつ行為を強要する『性的虐待』、暴言や罵声を浴びせる『心理的虐待』、そして『ネグレクト』。4種類の虐待のなかでも、もっとも判断に迷うのが、この“消極的な虐待”と呼ばれるネグレクトです」

ネグレクトとは「養育の放棄・怠慢」のこと。たとえば、食事を与えない、風呂に入れない、日常生活の世話を怠るなどもこのネグレクトに分類される。

「養育そのものはある程度なされているけれども、毎日同じ服を着せている、髪や体を不潔なままにしている、連絡帳に目を通している様子がない、子どもの問題行動に他人のような態度を示すなど、気配りでバランスを欠いている状態。これがネグレクトです」

そのほか、病気にかかっても病院へ連れて行かない。子を家に置いてたびたび外出する。これらの行為もすべてネグレクト=虐待にあたる。これらは家庭の経済力や親の教育レベルとも関連が大きいといわれている。

しつけと虐待の線引きはとても曖昧だ。けれど何かのきっかけで不幸や不運が重なれば、誰だってその境界線をふっと越えてしまう日が来るかもしれない。そうならないためにも、虐待としつけの違いはしっかり理解しておこう。
(阿部花恵+ノオト)
livedoor’NEWSより転載

トランスコスモス、心理学を応用した広告クリエイティブ制作メソッド「Gorilla」開発

トランスコスモスは、広告効果の向上を目的に、心理学を応用した広告クリエイティブ制作メソッド「Gorilla(ゴリラ)」を開発し、運用型広告のクリエイティブ制作サービスを強化する。

同社は昨年、広告効果の向上やWebサイトのUI/UX改善を目的に、広告クリエイティブへの心理学の応用を研究する専門チーム「マーケティングサイコロジーラボ」を立ち上げた。今回発表されたメソッドは研究成果の一つで、デザイナーやプランナーの勘や経験に頼ったクリエイティブ制作ではなく、複数の心理学的アプローチを用いて論理的にクリエイティブを制作するもの。

顧客の心理状態に応じて反応しやすい最適なキャッチコピーやグラフィックデザインをバナーやランディングページに散りばめることで、広告に対する顧客の興味や購買モチベーションを高め、その後のWebページ閲覧および、最終的な購買行動の促進につなげる。

実際にインフィード広告のクリエイティブを「Gorilla」で制作・運用した結果、クリックスルー率(CTR)が平均で20%向上した例や、コンバージョン率(CVR)を2倍に高めつつ顧客獲得単価(CPA)を1/3に抑えた例もある。

なお、トランスコスモスは、広告クリエイティブ制作メソッド「Gorilla」を利用した広告クリエイティブ制作を2016年度中に60社に提供していく予定。

YAHOO!ニュースより転載

「天才児」の研究が自閉症の秘密を解明? 米研究者が新著

天才児とその家族に関する調査を14年間にわたって行ってきた米オハイオ州立大学心理学部のジョアン・ルスサッツ助教授はこのほど、社会学者でジャーナリストでもある娘のキンバリー・スティーブンスと共著で、「The Prodigy’s Cousin」(天才児のいとこ)を出版した。

自閉症と天才児との潜在的な関連性についてまとめたほか、この関連性を裏付ける科学的研究の結果についても触れた新著について、記者の質問のいくつかに対するスティーブンスの答えを紹介する。

天才児と自閉症、サヴァン症候群の関連性

自閉症の人たちと突出した才能の関連性は、すでに認識されている。サヴァン症候群として知られるこの人たちは、特定の分野に天才的な能力を持つ。また、自閉症を持つ人の10人に1人は、サヴァン症候群だといわれる。しかし、「天才児」の大半はサヴァン症候群の子供たちとは異なり、自閉症ではない。

だが、著者たちは自閉症と天才児の突出した能力の間には、何らかの関連性があるかもしれないと考えた。自閉症の人の中には物の形状や位置を自動的に認識するパターン認識や細部への高い注意などに秀でた人たちがいるからだ。

天才児と自閉症の子どもの共通点

自閉症の子供と天才児の最も明らかな共通点は、特定のものに熱烈な関心を抱くことだ。天才児は専門分野として認識されている音楽や芸術、数学などの分野に高い関心を示す。そして、多作の画家として知られるサヴァン症候群のリチャード・ワウロのように、自閉症の人にも同様の傾向を持つ人たちがいる。

天才児はまた、外界から得た情報を一時的に保持する短期記憶(ワーキングメモリー,作業記憶)の機能が並外れて優れている。細部に対する注意力が非常に高く、これは、「自閉症の脳にみられる共通の特徴」と一致する。

そのほかに明らかになってきたのが、天才児は近親者に自閉症の人がいる場合が多いということだ。著者らの調査によると、天才児のおよそ半数には、自閉症を持つ二等親または三等親の近親者がいた。

関連性を示唆する遺伝学的な根拠がある?

遺伝的関連性を示す予備的な証拠がある。ジャーナル「ヒューマン・ヘレディティー(Human Heredity)」に2015年に発表された研究結果によると、天才児と自閉症の子供にはいずれも、1番染色体に変異が起きている可能性があることが分かった。11家族を対象にした小規模な研究の結果であり、実際にどのような変異が起きているかまでは特定できていないが、統計的には有意な結果だ。

自閉症の治療法の確立にこの研究が役立つ可能性は?

天才児は、長所の多くを自閉症の子供たちと共有する一方で、自閉症の子供が抱える問題点は持ち合わせない。この理由を解明することができれば、自閉症に関する研究に有益なものとなる可能性がある。

自閉症を疾患ではなく、神経系の変異とみるべきだと主張する人たちがいる。また、自閉症は疾患であり、科学者らは効果的な治療法の確立に集中すべきだという人たちもいる。自閉症と才能の関係をより良く理解することは、自閉症の子たちの症状と、我々が提供し得る支援の方法についてより深く理解することを助けてくれるかもしれない。

自閉症の子を持つ親たちに伝えたいことは?

自閉症は、(家族や周囲に)深刻な課題を突き付ける場合もある。だが、その子どもが持つさまざまな長所とも関連している。自閉症と天才児の関係がこれほど長期間にわたって解明されずにいるという事実は、自閉症を生物学の見地から理解する方へと(症状を基に診断する現在の方法から離れて)向かって前進することの重要性を強調するものだ。

新たな研究により、自閉症の患者とその家族は治療方法を選ぶ際、情報に基づいたより良い選択を、より容易にできるようになるはずだ。

Emily Mullin
YAHOO!ニュースより転載

いじめたい気持ちを生む脳の部位を特定、マウス実験で

米国ニューヨーク大学の研究者たちによるマウスを使った実験で、いじめたい気持ちを生む脳の部位が特定された。

哺乳類の脳の構造が似通っていることを考えると、この発見が人間にも当てはまる可能性は高い。

なお、ニューヨーク大学の実験結果は学術誌「Nature Neuroscience」の電子版に掲載されている。

視床下部の一部分

研究者たちが特定したのは、脳の中の視床下部腹内側部(VMHvl)と呼ばれる部位だ。

その場所を示したのが下の図。線画は、マウスを正面から見た時の脳の断面図(実験のための電極が上から刺さっている)で、豆粒のようなものの中に示された緑色の部分が「いじめたい気持ち」を生む場所。近隣には睡眠や食欲、体温をコントロールする部位がある。

NYU Langone Medical Center

いじめっ子マウスで検証

ニューヨーク大学の研究者が行なった実験は次のようなものだ。

まず、体の大きい雄マウスが入った箱にひ弱なマウスを入れていじめさせ、いじめ癖をつけさせる。

(マウスはいじめが好きな動物で、いじめる目的のためにひ弱な仲間を自分の巣に連れて帰ることさえあるそうだ)

次に、箱の一部に小穴を開け、そこにいじめっ子となったマウスが鼻先を突っ込むと、自動的に箱の中にひ弱なマウスが入ってくるという仕組みを作る。

この時いじめっ子マウスは、鼻を突っ込んでからいじめの対象が現れるまでの数秒間(おそらく期待しながら)待つわけだが、その間に脳内で何が起るかを調べたところ、上の図の緑の部分が異常に興奮していたとのこと。(拡大写真では緑に光っているのがわかる)

いじめの対象が現れる前からその部分が興奮するということは、「よし、これからいじめてやるぞ」という気持ちが起こっていると考えられる。

いじめをなくす薬の可能性

研究者たちは、脳のこの部位に起こる興奮を抑制する薬を開発できないかと考えている。つまり、いじめたい気持ちを起こさせない薬だ。

だが、技術的な問題や倫理的な問題があり、実現はまだ先になりそうだ。
IRORIOより転載

アドラー心理学 対人関係の悩みから解放される方法は?

アドラー心理学」に関心が集まっている。『嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え』(ダイヤモンド社)が大ヒットしたことを契機に、書店では特設コーナーが組まれたり、企業や教育現場でもアドラーに関するセミナーが開催されたりする大盛況ぶりだ。

「あらゆる悩みは対人関係の悩みである」とアドラーは説く。これは、アドラー心理学において重要な概念である。人とかかわれば、必ず摩擦が起こるからだ。しかし、対人関係を離れて孤独でいては幸せになれない、というのも間違いないだろう。

このことを説明するうえでは「劣等感」が欠かせない。例えばあなたが、自分の身長が低くて悩んでいたとしよう。このような悩みを持つ人は、身長が低いことそれ自体を問題にしているというより『身長が低くてモテない』という対人関係の悩みを持っていると考えるのだ。

身長が低いということは、人として欠けていたり、劣っていたりする「劣等性」を客観的に示すものではない。あくまで主観的な「劣等感」にすぎない。つまり、背が低いことをモテない理由にして、対人関係を避けている、とアドラー心理学では考えるのである。

ちなみに、劣等感という言葉を、現在使用されている意味で初めて用いたのはアドラーである。

では、この対人関係の悩みから解放されるにはどうすればいいのか。キーワードになるのが、アドラー心理学の考え方、「課題の分離」である。『嫌われる勇気』の共著者の一人で、日本アドラー心理学会顧問の岸見一郎氏が語る。

「他人が自分をどう思うかは他人の課題であって、自分ではどうすることもできないと心得よ、という考え方です。それが分かれば他人の評価に悩まず、気にしてもどうにもならないと、心を余計な重圧から解放することができるのです」
NEWSポストセブンより転載

アルツハイマー病では記憶が失われていない可能性 理研が発表

理化学研究所(理研)脳科学総合研究センターの研究チームは3月17日、アルツハイマー病で記憶そのものが失われていない可能性があることを明らかにした。

アルツハイマー病とは記憶障害から始まり、最終的には認知機能全般が低下する病気である。アルツハイマー病にかかると、脳の海馬やその周辺で神経細胞の変性が起こることがわかっていた。しかし、記憶障害が「新しい記憶を形成・保存できないため」か「形成した記憶を思い出せないためか」は不明だった。

記憶の復元に成功する

そこで理研の研究チームは、アルツハイマー病モデルマウスの失われた記憶を、光遺伝学を用いて人為的に復元する実験を行った。

実験の結果、アルツハイマー病モデルマウスが記憶を正常に形成し、保存していること、そしてその記憶が想起できなくなっていることを研究チームは明らかにした。

また、神経細胞によって形成されるスパインという構造を、光遺伝学を用いて修復することによって、記憶想起が正常化することも明らかにされた。

研究チームのリーダーである利根川進センター長は「これらの細胞から記憶を取り出す技術が開発されれば、障害を軽減できるかもしれません」と語っており、今後の研究の進展に期待が寄せられる。

(画像はプレスリリースより)
認知症ねっとより転載