Monthly Archives: 2月 2014

家族造形法を用いて治療的変化の多様性を知る(家族心理士・家族相談士継続研修)

家族療法、システムズアプローチの大家である龍谷大学文学部臨床心理学科教授の吉川悟先生による
家族造形法を用いたセラピスト向けのトレーニングの研修会です。

家族造形法はアセスメントだけでなく、治療的変化の方向性をどう意識するかや、
家族がその治療方針による介入をどのように受けとるかということをセラピストが体験的に
理解する等、セラピストのトレーニングとしても有用とのこと。
当日は、基本的な導入やそれを用いたセラピストの資質向上のための演習もあるとのことです。

なお、この研修は、家族心理士・家族相談士継続研修実績の対象(3時間1P)にもなっているとのことです。

講師:
  龍谷大学文学部臨床心理学科教授 吉川悟先生
日時:
  2014年3月16日 日曜日 10:00〜17:00 (6時間)
場所:
  関西カウンセリングセンター 8階研修室(堂島ビルヂング)
定員:
  60名

 

お問い合わせ先
関西カウンセリングセンター
(http://www.kscc.or.jp)

〒530-0047
大阪府大阪市北区西天満2-6-8堂島ビルヂング5階

電話:06-6809-1225
FAX:06-6809-1226

ヘイトスピーチやる心理は? 「心の傷」から攻撃的に

東京新聞 2014年02月24日 更新

 ヘイトスピーチ(憎悪表現)と呼ばれる外国人排除・差別デモが昨年、社会問題になりました。また、インターネットでも、うっかりした発言をすればたちまち「炎上」してしまう怖い世の中です。他者に対して極端に攻撃的になる人たちは、現実に存在しています。彼らはなぜそんな行動をとるのでしょう。寛容な社会にしていくにはどうしたらいいのかも含めて、水島先生に聞きました。

 およそ常識的な人間関係の中では起こり得ない極端な攻撃は、実は心の傷に由来するものだと言えます。 心に傷がある人は、「もう二度と傷つきたくない」というモードに入っています。ですからいつもピリピリしていて、少しでもそれを予感させるものがあると、極端に攻撃的になるのです。
 これは「相手をやっつける」というよりも単に「脅威を排除する」ということなので、大切なのは勢いです。内容自体は支離滅裂だったり妄想的だったりしますし、通常のその人の言動とは全く違ったものであることが多いです。

<以下略>

他人に敏感で、極端に攻撃する人の裏側にはこんな心の動きがあったんですね。
少しでもこうした心の動きを理解して、攻撃に対して攻撃で返すのではなく、
お互いハッピーになれる循環を起こしていけたらいいですね。
文責:木村

カフェインで記憶力がUP 細部を覚えたいならコーヒーを

カフェインで記憶力がUP 細部を覚えたいならコーヒーを
受験勉強と深夜残業のお供「コーヒー」。眠気を抑えるだけでなく、記憶力を高める効果もあるようだ。米ジョンズ・ホプキンス大学の研究結果から。

研究者らは、あまりコーヒーを飲まない160人を対象に、試験を実施。被験者を2グループに分け、さまざまな画像を見せた5分後に片方のグループに200ミリグラムのカフェイン錠を、もう片方にプラセボを服用してもらった。体内のカフェインレベルを測定するため1時間後、3時間後、24時間後に唾液サンプルを採取している。

その翌日、両群に前日と同じような画像を見せた。ただし、全く初見の画像や、いわゆる“間違い探し”のように微妙に細部を変えた画像が含まれていた点がミソ。ガラリと変わった画像を特定することに関しては両群に差はなかった。しかし、微妙に似せた画像の特定率はカフェイン服用群でかなり高かったのだ。研究者は「カフェインの服用で、より小さな差異を認識する“パターン分離”の機能が強化された」としている。

パターン分離は短期記憶の中枢ともいえる「海馬」がつかさどっている。差異を見つけるパターン分離、逆に小さなパターンから、統合された記憶を引っ張りだす「パターン補完」の中枢でもある。誰かの後ろ姿を見ただけで、「あ、○○さん」と思い出すのはパターン補完の力だ。一見、相反するパターン分離・補完は同時進行で行われているらしい。

アルツハイマー型認知症では、真っ先に海馬の脳神経細胞が減ることが知られている。最初に短期記憶が消失し、続いて長期記憶が失われていく辛い病態の背景には、この機能が関わっているのだろう。研究者は「カフェインはアルツハイマー型認知症の予防に役立つかもしれない」としている。

今回服用したカフェイン量を通常のコーヒー飲料で摂るには、レギュラーコーヒーで1杯、エスプレッソなら2杯でいい。カフェイン含有量はエスプレッソのほうが少ないのだ。また、短期記憶は反復するか強烈な感情を伴うかしないと、長期記憶にはならない。カフェインで一夜漬け、は身につかないのでご注意を。

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20140221-00049089-diamond-soci

飲み過ぎも良くないかもしれませんが、何事もほどほどに…。松本

子供がじっと座っていられるのは、何分?「5歳児で10分」

マイナビウーマン 2014年02月15日 更新

 注意欠陥・多動性障害(ADHD)では?と悩んでいるアナタに朗報です。独心理学教授によると、大抵の親は非現実的な期待を抱き、安易にADHDと結びつける傾向にあるそうです。それでは、子供は何分じっとしていられれば、正常なのでしょうか?

長年にわたって、子供の心理状態を研究してきた独心理学教授のゲハルト・ラウト氏は、子供がじっとしていられる時間について、「5歳児で10分間は可能。最高でも15分間」「10歳児では約20分」としています。それ以上は「親の非現実的な期待」だと、『Baby und Familie』誌に述べています。

<中略>

多くの親が子供に非現実的な期待をし、規律を求めすぎることが一因のようです。あまり心配をせずに、子供が興味を示すことをやらせて、徐々に集中力を鍛える方法をトライしてみてはいかがでしょうか?

http://woman.mynavi.jp/article/140215-72/

もともと子供は好奇心旺盛で活発な存在なんですね。
すぐに障害と結びつけて考えるのは、心について学んでいる私たちこそ気をつけなければならないのかもしれません。
文責:木村

名古屋市教委:「子ども応援委」設置 臨床心理士ら常勤

名古屋市教委:「子ども応援委」設置 臨床心理士ら常勤

毎日新聞 2014年02月12日 14時26分(最終更新 02月12日 16時48分)

 名古屋市教育委員会は4月、小中学生のいじめや不登校などの問題に対応するため、常勤のスクールカウンセラーらで構成する「子ども応援委員会」を市内11カ所に設置する。12日発表の2014年度一般会計当初予算案に3億1800万円を計上した。市教委によると、全国的にも例のない取り組みという。

市教委によると、市内11エリアごとに拠点となる事務室を中学校1校に開設。スクールカウンセラーら常勤職員3人と警察出身者を充てる非常勤の「スクールポリス」1人の計4人ずつを配置する。

臨床心理士などの資格を持つ常勤職員が子供たちの問題の兆候を探し、関係機関との調整に当たるなどの業務に特化することで、教員の負担軽減も図る。スクールポリスは警察との連携強化などを担う。常勤職員の公募を12日に始めた。

河村たかし市長が、昨夏に視察した米ロサンゼルス市で常勤スクールカウンセラーの職責が高く位置づけられているのを知り、制度導入を主導した。【井上直樹】

http://mainichi.jp/select/news/20140212k0000e040212000c.html

こういった動きがもっと活発になると良いですね。松本

ペンギンが長雨でストレス? 餌に抗うつ剤 英水族館

ペンギンが長雨でストレス? 餌に抗うつ剤 英水族館

フンボルトペンギンは本来の生息地である南米ペルーやチリの寒冷な気候に慣れているものの、長雨には驚いたようだ。飼育員らは、ペンギンが水の中で泳がず、身を寄せ合って暖を取っていることに気付いた。これを受けて、餌として毎日与えている魚に、抗うつ剤の錠剤を入れることにしたという。

 同水族館のスポークスマンは、長期間の悪天候にペンギンは慣れていないと指摘し、錠剤の効果でペンギンたちの心が落ち着くことを願っていると述べた。

 同水族館の展示キュレーター、リンゼイ・クロフォード(Lyndsey Crawford)さんは、錠剤はペンギンの通常の行動を促すように作られていると説明し、「うまくいけば本能が目覚め、危険がないと感じるようになる」と語った。

 クロフォードさんによると錠剤は魚のえらに仕込めるほど小さく、不快な味もないため、ペンギンは薬を与えられていることに気付かないという。

 同水族館のペンギンは3年前、飼育場に何者かが侵入した際にも行動に不安が表れた。当時の経験はペンギンをおびえさせ、しばらくの間産卵しなくなった。

 英気象庁によるとこの冬イングランドは記録的な雨の多さを記録しており、12月と1月を合わせた降水量としては1876~1877年以降で最高、 1766年以降で2番目に多くなっている。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140209-00000045-jij_afp-int

動物にもあるのですね。効果がでることを期待します。松本

創元社 セミナー ワークショップ《幸せな働き方・生き方の創造》

創元社 セミナー ワークショップ《幸せな働き方・生き方の創造》
日時 2014年3月8日(土)、9日(日)
    10:00~17:00 (受付開始は9:30)
※両日とも通い参加、一日のみのご参加は承っておりません。
場所 創元社本社4階 セミナールーム
講師 永野浩二 高松 里

 

講師の先生からのメッセージ

幸せな働き方について、私たちはこの10年以上考えてきました。
中年期を迎え、様々なことで忙しくなりました。忙しいのに充実感はなく、自分がやっていることのいくつかには意味が見いだせないこともありました。周りを見ると、多くの同世代の仲間も疲弊していました。
まずは自分自身が立ち止まる必要がありました。仲間に声をかけ、静かな場所で、それぞれが自分の生活をふり返るための作業を行いました。幸い、お互いが持っている心理学的な方法が役に立ちました。
今の自分が「良い」とか「悪い」とかを一旦置いて、自分が何を感じているのか、何を求めているのか、大切にしたいのは何で捨ててしまいたいのは何なのか。ゆっくりと感じて少しずつ表現してみました。それは私たちには必要な時間でした。
今回、そういう時間を皆さんともご一緒したいと思います。立ち止まり、自分に時間を作ってあげて、かけがえのない自分の人生を味わい、それを表現してみませんか?
既成の「働き方・生き方」ではなく、「自分にとっての幸せな働き方・生き方」を創造していく時間を、ご一緒に持ちたいと考えています。
Key word 幸せな働き方・生き方(working, living, being)創造(creation)自分の資源に気づく
方法(予定) いくつかの体験学習を小グループで行います
         フォーカシング
         イメージワーク
         イメージワークの補助としてのart
         ナラティブ・アプローチ
         などのワークを予定しています。

お問い合わせ先

株式会社創元社 セミナー係

〒541-0047 大阪市中央区淡路町4-3-6

電話:06-6231-9011
FAX:06-6233-3112

一般社団法人 日本精神分析的自己心理学協会(JFPSP)主催2014年神戸精神分析セミナー

一般社団法人 日本精神分析的自己心理学協会(JFPSP)主催

2014年神戸精神分析セミナーのご案内
2014年4月~2015年3月 月曜日19:30~21:00 於:JFPSP三宮オフィス

一般社団法人日本精神分析的自己心理学協会が提供する精神分析セミナーは次の4月で2年目を迎えます。精神分析臨床に携わる専門家が精神分析的自己心理学を学習するための基礎的な機会として、6種類のコースワークを準備しました。皆様の関心に合わせ、好きな科目を受講いただけます。科目は一部を除き全12回の1年課程であり、毎月一回、月曜日の夕方に行います。参加者が充分な学習の機会を得るために、少人数の限定メンバーで開講いたします。臨床を深める場として、また、精神分析的自己心理学の知識を深める場として、多くの臨床家の参加をお待ちしています。
カリキュラムの詳細、お申し込み方法については以下のHPをご覧下さい。
http://www.jfpsp.net/Kobe.html

 

阪大、アルツハイマー病の原因「Aβタンパク」の蓄積を制御する遺伝子を発見

阪大、アルツハイマー病の原因「Aβタンパク」の蓄積を制御する遺伝子を発見

大阪大学(阪大)は、アルツハイマー病の中心病理であるアミロイドβ(Aβ)タンパクの脳内蓄積量が、遺伝子「kinesin light chain 1スプライスバリアントE (KLC1E)」によって制御されていることを明らかにしたと発表した。

同成果は、同大大学院医学系研究科情報統合医学講座(精神医学)の森原剛史 助教らによるもの。詳細は科学雑誌「米国科学アカデミー紀要(Proceedings of the National Academy of Sciences USA:PNAS)」オンライン速報版に掲載された。

日本の認知症患者は2025年に470万人となり、その後も高齢化が進むことから増加していくことが推測されている。認知症の原因疾患の中でももっとも多いのが脳にアミロイドβ(Aβ)タンパクが蓄積することで引き起こされることで生じるアルツハイマー病であり、特殊な家族性アルツハイマー病の場合を除いて、病理形態の分子メカニズムがよく分かっていないこともあり、その効果的な治療法や予防法は、まだ確立されていない。

アルツハイマー病などの疾患は多数の遺伝因子(体質)、環境因子や生活様式が発症に関与する多因子疾患として知られているが、そうした外的要因があるために、遺伝子の影響を直接効果的に評価することが難しいほか、ヒト遺伝子が個人間の多様性を持つことも、遺伝子解析を難しくしている要因となっていた。

今回の研究では、アルツハイマー病になりにくいマウスの系統が存在するのかどうかの検討を実施。その結果、「DBA/2」と呼ぶ系統のマウスが「C57BL6」や「SJL」という系統よりもAβタンパクの脳内蓄積量が1/3~1/4程度に抑えられており、アルツハイマー病の病理が形成されにくい系統であることを発見したという。

しかし、この系統のマウスであっても、体質を規定する遺伝子の特定を試みた研究の成功率は1%以下であるとのことで、研究では、通常用いられるゲノム解析の代わりに、各遺伝子の挙動を効率的に直接捉えることができる遺伝子発現解析を実施。因果関係については、疾患モデルマウスと疾患病理を有さない通常のマウスを並行して解析することで、原因となる遺伝子を絞り込むことで解決を図ったとする。

この調査の結果、遺伝子「KLC1E」がアルツハイマー病の中心病理であるAβタンパクの蓄積量を規定していることが判明。また、ヒトにおいてもマウス同様にアルツハイマー病患者の脳でKLC1Eの発現が高値であること、ならびに培養細胞の実験でもKLC1Eの発現量を人工的に増減するとAβタンパクの産生も増減することが確認され、従来、Aβ病理の結果だと考えられていた細胞内輸送障害がAβ病理の原因でもあることが示されたこととなった。

今回の成果について研究グループは、現在のアルツハイマー病の薬は症状を進行抑制するだけで、症状の原因となる「脳病理」の改善や進行抑制ができないが、細胞内輸送の研究をさらに進めることで、脳病理を抑制する治療法の開発につながる可能性がでてきたとコメントしている。

アルツハイマー病の新たな治療法につながることを期待しています。松本